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質問:「北夷島総督」「源崇○写」という印のある拓本がある。(図書館へ持参)Q1.「北夷島」はどこで、Q2.「源崇○」とはどんな人物か。Q3.この拓本の来歴も知りたい。・印は、拓本の末尾に押印されている。ともに篆書。タテに「源崇○写」「北夷島総督」の順に並ぶ。「源崇○写」の印の上に、「三鏡舎」という、同じく篆書の印あり。・篆書のヨミは、利用者によるもの。・○は、A.广の中に、斉、斉の下に? という字?それでは諸橋大漢和になし。  B.廣の字?・拓本(折本)は、書名『趙松雪法書』。頁数にすると30pほど。松雪は、wikipediaによると趙孟〓(「兆」の字に右が「頁」)(チョウモウフ)の号。趙孟〓(「兆」の字に右が「頁」)は、⑤アジア歴史事典 6 平凡社 1984によると1254-1322、元の文人、字は子昻。・拓本の途中の頁に、「陸心源」の印もあり。陸心源は、⑤によると1834-94、清末の蔵書家。没後蔵書は1907年岩崎家に購入され、現在静嘉堂文庫に収められている。利用者によると・拓本はかなり傷み、貼り方など装丁も素人っぽい。・印は、蔵書印ではないか。・拓本は、2か月ほど前日本の古書店で入手。どこの書店かは失念。・拓本は、120年ほど前に日本に入ってきたのではないか。利用者は中国の方で、古文書・中国史・書誌などについて相当の知識をお持ちです。当館の業務端末で、北夷をフルテキスト検索すると、下記3冊がヒット。①東韃地方紀行(間宮林蔵/述,村上貞助/編 平凡社 1988.5)内容:北夷分界余話 東韃地方紀行 窮髪紀譚 ②日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌(三一書房 1973) 内容:北夷談 松田伝十郎/著 他 ③北夷の海(乾浩/著 新人物往来社 2002.1)どれも樺太について書かれた本であり、④日本歴史地名大系 1 北海道の地名(平凡社 2003.10)サハリン島の項に、1809(文化6年)幕府が「カラフト」を北蝦夷地と改称あるので、北夷とは樺太のことと推測。⑤で「総督」を引くと、中国では明の後期・清の地方官制。⑥日本歴史地名大系 1 北海道の地名 平凡社(2003.10)サハリン島の項に、明代:アムール河下流の役所に、この島から朝貢。清朝:18世紀初頭以来、この島の諸民族が満州へ朝貢。日本:1807(文化4年)カラフト南部を直接支配、   明治38年日露戦争後、本土とカラフトの東西諸港間には、...朝鮮総督府の「命令航路」が開かれていた。とあり。明、清、日本(朝鮮総督府?)のどこかに、樺太に関係して、「総督」という官職があるかと推測しましたが、下記資料のどれにもなし。①②③⑦樺太史研究 唐太と山丹(洞富雄/著 新樹社 1956)第2編 山靼交易とその政治的背景 の、4.中国人の黒竜江下流域および樺太の経営 5.満州人と樺太⑧国史大辞典(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館)朝鮮総督府の項に、歴代朝鮮総督の名前あるが、源崇○の名なし。「北夷島」下記の資料になし。⑥⑨大日本地名辞書(吉田東伍/著 増補版 富山房 1980)⑩島嶼大事典(日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 1991)夷島なら、秋田県などにあり。「源崇○」下記の資料になし。①号・別名辞典(日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 1994)②諸橋大漢和 もし、○が廣であれば、崇廣で、⑪藩史大事典 第1巻 北海道・東北編(木村礎/〔ほか〕編 雄山閣出版 1988)松前藩の項目、第12代藩主 松前崇広 1829-66となり、樺太をめぐってロシアと交渉があった人物で、1863以降、幕府寺社奉行、海陸軍総奉行。⑫姓氏家系大辞典 第3巻 太田 亮/編 角川書店 1976)によると松前氏は清和源氏なので、可能性大と思われますが、廣の字の篆書等の書体で、この印と同じ字が当館の資料では見つかりません。ご教示お願いしたいのは、Q1.「北夷島」 及びQ2.に関して松前崇広について、(蔵書?)印、蔵書、樺太との関わり等 何か資料をお持ちではないでしょうか。またQ3.この拓本の来歴に関して、考えにくいことなのですが、静嘉堂文庫または陸心源の蔵書の目録に、「趙松雪法書」というものがないか見ていただけないでしょうか。ご多忙の折、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。レファレンス協同データベース



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